代表あいさつ

良い明細書を作成するには経験とセンスが必要です。発明の内容をお聞きしてどのような明細書に仕上げるかは担当者によって異なります。我々は、明細書作成に際して(1)「最適なクレームは何か」(2)「クレームのバックアップは十分か」といった2つの項目を特に重視して取り組んでいます。
(1)では、最上位のクレームをコンセプトクレームとして捉えつつ、将来の実施可能性の高い内容を順次中位概念クレームや下位概念クレームとしてクレームツリーを構築するよう心がけています。
(2)では、各クレームを十分にパックアップするように他の実施形態や他分野への適用例などを模索することを心がけています。

このような作業には、担当者の経験やセンスに基づく「想像力」や「創造力」が必要です。発明提案書の記載や発明打合せを通して様々な情報を引き出し、これらを基に「想像力」と「創造力」を駆使して明細書を構築するといった作業を行っています。特に、発明打合せを重視しており、単に発明内容をお聞きするだけでなく、こちらから各種ご提案を差し上げることが多々ございます。さらに、発明抽出会議や各種ブレストにも数多く参加させていただき、多くのご提案を差し上げています。

我々は、知的財産業務を通じてクライアントの事業を活性化するよう、「顧客第一主義」を基本方針とし、提案型打合せをとおしてクライアントの知財活動に少しでもお役にたてるように業務を進めております。

代表弁理士 西 和哉