先日、「K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院」で令和6年度の大学院入学式が行われたことを受けて、その感想を共有したいと思います。
K.I.T.虎ノ門大学院は、社会人向けの1年制大学院として2004年に開設され、MBA、知的財産、メディア&エンターテインメント、AIビジネスなど、多岐にわたる実務スキルを少人数制で指導してきました。これまでに700人以上の卒業生を輩出しているこの大学院の令和6年度入学式には、イノベーションマネジメント研究科の29人と科目等履修生20人が参加しました。
この新入生たちの年齢層は非常に幅広く、20代から60代まで、平均年齢は43.9歳です。職種も多岐にわたり、一般企業のミドルマネジメント、中小企業の経営者、半導体メーカーのマーケティング担当者、リスク管理会社のコンサルタント、VRスタートアップのチーフエンジニア、電気機器メーカーの知財戦略チームリーダーなど、さまざまな業界のプロフェッショナルが集まっています。特に興味深いのは、知的財産関連の職種が目立つ点です。例えば、知財戦略チームリーダーやAIPE認定知的財産アナリスト、弁理士などが含まれており、知的財産分野の重要性と需要の高さが改めて感じられます。
入学式は「ハイフレックス形式」で行われ、学長式辞はビデオ録画、新入生代表宣誓は対面形式で行われました。また、式典終了後には、4年ぶりに全体の顔合わせを兼ねた懇親会も開催されました。このような多様な形式での実施は、現代の働き方や生活スタイルに適応した柔軟な対応であり、非常に評価できます。
このような多様なバックグラウンドを持つ新入生たちが集まることで、学び合いの場がより豊かになることは間違いありません。知識や経験の共有が新たなイノベーションを生む土壌となるでしょう。K.I.T.虎ノ門大学院がこれからも実務に即した教育を提供し続け、多くのプロフェッショナルを育てていくことを期待しています。
以上、金沢工業大学 虎ノ門大学院の令和6年度入学式に関する感想でした。